6種類の断熱材を使い、床、壁、天井と断熱材の施工を全て自分で行った家なので、当然期待は高まります。カタログ数値的にはQ値1.74とかなりの高断熱になっているはずなのですが、実際はどうでしょうか?
使った断熱材(スタイロエース、グラスウール、ウールブレス)の断熱仕様、使った数量、価格、施工方法は「断熱まとめ」をご覧ください。
●本体内蔵センサと外部プローブのIN/OUT温度計です。
●時計表示機能付(12/24時間)です。
●最大・最小値メモリ機能付です。
●卓上スタンド、壁掛け用フック穴付です。 |
入居してまもないため、十分なデータを揃えることができませんが、まずは12月23日から1月3日までの住み心地をレポートします。まずは下の表をご覧ください。
外気温度と室内温度の変化
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東京気温 |
リビング気温 |
小屋裏気温 |
建具 |
暖房 |
最低 |
最高 |
朝7時 |
夜8時 |
朝7時 |
夜8時 |
12/23 |
5.6 |
13.0 |
14 |
15 |
15 |
16 |
|
|
12/24 |
6.5 |
12.0 |
14 |
15 |
15 |
16 |
|
|
12/25 |
6.3 |
11.2 |
14 |
15 |
15 |
16 |
|
|
12/26 |
5.7 |
10.9 |
14 |
15 |
15 |
16 |
|
|
12/27 |
9.9 |
20.3 |
15 |
16 |
15 |
16 |
|
|
12/28 |
7.1 |
16.2 |
15 |
16 |
15 |
16 |
○ |
|
12/29 |
3.7 |
8.8 |
15 |
16 |
13 |
15 |
○ |
○ |
12/30 |
4.5 |
9.9 |
15 |
17 |
13 |
15 |
○ |
○ |
12/31 |
4.5 |
9.8 |
15 |
17 |
13 |
15 |
○ |
○ |
1/1 |
2.0 |
8.9 |
14 |
18 |
13 |
15 |
○ |
○ |
1/2 |
4.5 |
11.0 |
14 |
18 |
13 |
15 |
○ |
○ |
1/3 |
6.8 |
11.2 |
15 |
18 |
13 |
15 |
○ |
○ |
換気扇のための温度センサースイッチがリビングと小屋裏にあるので、毎日チェックしてみました。センサースイッチ用なので、あまり精度は高くないと思いますが、それなりに傾向が出ています。建具の○印は、28日にドアが入ったということです。それまでは部屋はおろか、トイレを仕切るものもありませんでした。また、暖房の○印は、29日にエアコンが取り付けられ、運転を開始したということです。どれくらい暖房を使用したかについては、正確なデータがとれませんが、朝と夜それぞれ1時間程度の運転でした。
ここで興味深いのは、12/23〜12/27までの建具も暖房もない期間です。熱を発するものは電化製品と人間のみの状況で、リビング、小屋裏ともに朝夕の温度差がほとんどなかったのです。体感的にも寒さはあまり感じなく、リビングより小屋裏のほうが若干快適かな位のものでした。気密と断熱が効いているため、外の気温に引きずられることなく、生活熱で温度を一定に保ったのだと思います。
次に29日以降ですが、階段のドアを閉め、1階のみエアコンを運転しました。すると、今度はリビングよりも小屋裏の温度が低くなってしまいました。ドアを閉めているので当然の結果なのですが、1階の暖気が無駄に上階へ上昇していない証となりました。
夏の盛りに「うちに暖房器具は必要ない」といった意気込みで断熱材を施工していましたが、さすがにそこまではには至りませんでした。しかし、ここまで一定の温度が保たれれば上出来だと思います。今度は暑い夏にどんなものか、早く試したいと思っています。
【断熱効果】
2007年1月
※追加レポート:暖房費予測
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