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〜エコ住宅・省エネ住宅〜

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  最近「高気密、高断熱住宅」というのを良く耳にしますが、その定義がよくわかりません。一応次世代省エネ基準では気密性と断熱性について基準を設けていますが、それをクリアーすれば高気密、高断熱住宅なのかというと、それもはっきりしません。快適性を追求するなら、より高気密で、より高断熱を求めるのは自然な流れです。ご多分に漏れず、私も高気密、高断熱を追及しました。気密と断熱は私の仕事(本業ではなく、自分で施工したこと)だったので、どれ程のものが出来たか気に なります。断熱性については、使った部材から計算するしかないのですが、気密性は機械を使って実測することができます。 通常は気密が保たれているかチェックの意味も含めて、建築途中の仕上げ前に行われるのですが、どうしても計測してみたかったので、完成後ではありますが実測 することにしました。

〓気密性の基本 C値〓隙間

まず、気密性を表す数値についてですが、C値(相当隙間面積)というものを用います。これは、隙間の面積(cu)を床面積(u)で割ったもので、床1uあたり、何cuの隙間があるかというものです。ここでちょっと疑問なのですが、C値の説明で1uに何cuの隙間があるかということで、1uの正方形の中に隙間の小さな正方形を描いている図があります。壁面に対する隙間のような表現がされていたりしますが、実際は床面積に対する隙間です。 この方法だと、天井の高さ(壁面の広さ)や家の形、小屋裏部屋の有無などで結果が異なってしまいます。厳密に隙間面積を数値化するとしたら、建物の総内壁(床、壁、天井)で割ったほうが合理的だと思います。 しかし、それをいちいち計算するのは大変なので、床面積だけで割っているのでしょう。

それはさておき、一般の住宅がどれくらいのC値かということですが、これもなかなか参考になるデータがありません。在来工法と2×4工法では、2×4工法の方が有利ということですが、気密対策を何も行わない在来工法だと10cu/u位というのが相場のようです。

〓気密測定〓

本題の実測ですが、当日は業者の方が1人でやってきて、機械の設置を始めました。和室の窓の前に筒型扇風機を置き、周囲をビニールで目張りします。また、シャッターの付いていない換気扇にもガムテープで目張りをしていきます。次に図面から床面積のデータを機械に入力し、後はスイッチを押すだけです。筒型扇風機が回りだし、建物内の空気を排出していきます。建物の内外の気圧差から難しい式でC値を求めるのですが、計測は10分程であっけなく終了です。

気密測定機 気密測定機

その場で直ぐに結果が出ました。我が家のC値は1.6cu/uでした。ん〜〜〜。良いのか?悪いのか? 正直自分でがんばって施工したので、もう少し良い結果を望んでいました。ハウスメーカーで、「C値1cu/u以下を保証」なんてところもあるので、1cu/uを意識しており、ちょっと残念です。それでも次世代省エネ基準では我が家の地域で5cu/u以下、東北地方北部、北海道などで2cu/u以下なので、それは楽々クリアーしています。良い数値が出るに越したことはないのですが、お金をかけずに自分でやったのだから、良しとするしかありません。

気密測定機

数値は数値として、実際の気密性(断熱性)ですが、実家(30年前の在来工法)に比べれば全然違います。実家では、冬場はガスファンヒーターを付けっぱなしで、スイッチを切ろうものならたちまち底冷えがします。朝も家の中で吐く息が白くなるほど冷え切ります。しかし、我が家では、朝と夜にエアコンを1時間程運転するだけで、暖かさがキープされ、快適さは以前のマンションとあまり変わりません。

C値

気密と断熱の良し悪しは、光熱費として直接跳ね返ってきます。太陽光でいくら発電しても、暖房費が嵩んでしまっては元も子もありません。気密性の本当の意味での結果はC値ではなく、光熱費に現れるのでしょう。

※毎月の電気料金、水道料金は水道光熱費月報で公表しています。

2007年2月



 

 

 



 

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