ハムスター発電 |
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〓回り車〓ペットショップには色々な回り車が売られていますが、まずは発電機(モーター)を搭載できそうなものを探します。回り車の軸が後ろに出ていれば、そこにギヤを入れて回転を伝えられると思ったのですが、シャフトが後ろまで出ているものはなく、軸にギアを取り付けて発電機(モーター) に回転を伝える方法はできそうにありません。 そこで、試しにサイレントホイールという回り車を購入しました。最近の回り車はボールベアリングが搭載されていて、とともスムースに回転し、しかもとても静かです。ハムスターと同時 に買ったケージに付いていた回り車は、ハムスターが走るとガラガラと大きな音がして、安眠を妨げていました。サイレントホールはその名の通り、まったく音がしません。 このサイレントホイールをよーく観察すると、回転体の内側にベルトをかけられそうなスペースがあり、ここからベルトで発電機(モーター)に回転を伝えられそうです。ベルトでは摩擦抵抗も大きくなるし、費用もかかってしまうので、輪ゴムで回転を伝えることにしました。
〓部材の準備と組み立て〓設計のイメージがつかめたところで、部材を購入します。サイレントホールの他、発電機にするモーター(マブチ260)、タミヤのプーリー(滑車)セット、アンペアメーター、ブリッジダイオードを購入しました。ブリッジダイオードは、回り車が右回りでも左周りでも常にプラスとマイナスを同じにするための整流用に購入しました。ハムスターは気分によってどっちに回すかわかりませんから・・・。 組み立てはいたって簡単です。プーリーセットに付属のモーターホルダーにドリルでネジ穴を開け、サイレントホイルーにもネジ穴を開けます。モーターホルダーをサイレントホイールにネジで固定したら、モーターを固定し、一番小さな滑車をシャフトに取り付けます。最後にサイレントホイールと滑車に輪ゴムを取り付ければ完成です。
〓発電電力が少ない〓発電機(モーター)のコードにテスターをつなぎ、サイレントホールを手で回してみると、無負荷で電圧は0.02V程が得られているのが確認できました。折角なので、この電力をハムスターのヒーターなど、何か実用的なものに使いたかったのですが、これでは豆電球はおろか、低電圧LEDも点けることができません。さらに整流用に買ったブリッジダイオードもこの電圧では役に立たず、結局ブリッジダイオードは使わずに、アンペアメーターにつなぐことにしました。そしてアンペアメーターも極性が反転しても大丈夫なようにプラスとマイナス両方に振れるタイプのものを追加で購入しました。 〓もっと大きな発電機(モーター)で実験〓とりあえずハムスター発電は完成したのですが、あまりの発電量の少なさに納得がいかず、もっと大きな発電機(モーター)で試してみることにしました。購入したのは同じくマブチの360モーターと540モーターです。早速取り付けてみたのですが、どちらも軸が重すぎ、回り車がスムースに回転しません。発電機(モーター)につける滑車を大きくし、ギア比を変えても、結局回転数が落ちてしまうので、十分発電できませんでした。ということで、結局最初に購入した260モーターが最適だったようです。数千円もしたモーターはお蔵入りとなってしまいました。 〓テレビを見るには〓
「トリビアの泉」がやっていたら応募したくなるネタです。ハムスター発電でテレビを見るには、いったい何匹のハムスターが必要でしょうか?テレビの消費電力を130Wとして計算してみます。 東京ドーム173個分の広大な敷地に集結した325,000,000匹のハムスターが一斉に走り出すことによって、やっと130Wのテレビを見ることができるのです。こう考えると、テレビの点けっぱなしはできませんね。今夜この光景が夢に出てこないことを祈ります。 【ハムスター発電】 2008年2月
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