太陽光発電 |
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〓メーカーの比較〓新築で、太陽光発電を初めから考えていたので、家の形(屋根)もそのことを鑑みて設計しました。太陽光モジュールの大きさは、各メーカーによって違うので、屋根の大きさと モジュールの枚数、発電量、コストを比較して決めることになります。その前に発電効率を考え、屋根は南向きで25〜35度の傾斜と決め、この条件を外さないように間取を考えました。なので、我が家の屋根は雨をしのぐためではなく、発電するために作られたといっても良いでしょう。 候補に上がったメーカーは、シャープ、京セラ、三洋電機の三社で、三菱電機は 変換効率が悪いのに1kw価格が高いので、初めから脱落しました。 メーカーごとの割引率や、パワーコンディショナーの変換効率など、他にも比較要素はありますが、モジュールの標準価格で考えると、コストパフォーマンス(同じ出力でとにかく安く)を優先するならシャープ。変換効率(同じ屋根でとにかく高出力)を優先するなら三洋電機ということになります。当初はコストパフォーマンス優先でシャープを考えていたのですが、業者に見積をしてもらっ たところ、京セラも1kw価格であまり変わらなかったので、京セラを乗せることに決め、設計の最終段階で京セラに合わせて軒を調整しました。 1kw価格と変換効率の比較
ところが、屋根が出来上がって屋根を実寸してみると、軒が10cm程足らなかったのです。ちゃんと計算してモジュールが収まるように設計したつもりだったのですが、なんと樋の分を忘れていたのです。設計図の屋根伏せに記されている長さにカッコ書きで「樋含む」と書いてあり、軒の長さが樋の分短かったのです。販売店に相談したのですが、メーカーで既定されている長さを満たしていなければ、保証外になってしまうということで、再考を余儀なくされました。
気持ちは既に京セラの4.3kwになっていたのですが、 同じ京セラで考えると、モジュールが減ってしまい、出力が3.6kwになってしまいます。出力減を避けるためには、変換効率から考えてコストパフォーマンスの一番悪い三洋電機しか 残りません。三洋電機は発電モニターが白黒だったので、できれば避けたかったのですが、カラーの発電モニターが新発売になるとのことで、発電量も増える (4.8kw)ことだし、コストパフォーマンスには目をつぶることにしました。結果、当初の予算を大幅に超えることになってしまいましたが、三洋電機4.8kwシステム(HIP200B×24枚 4直列)を乗せることになりました。
〓発電モニター〓 我が家で導入した三洋電機のモニターは、新発売ということもあってデザイン的にも気に入っています。しかし、発売をあせったのか、バグが発見され、今は一時発売中止になっています。幸い、我が家では発売中止になる前に発注していたので、一応設置されており、改善されたら交換ということになっています。バグの内容は、発電、消費、買電、売電の関係がおかしくなっているだけで、発電量と消費量は普通に見れるので、とりあえずは問題ありません。 機能的に欲を言えば、瞬間最大発電量や、最も多く発電した日などが記録されたり、時間帯別(料金)の集計ができたら良いと思います。
〓発電状況〓12月26日に太陽光発電が稼動してから、時間があれば発電モニターを眺めています。朝起きてチェック、会社から帰ってチェック、寝る前にチェック、そして休みの日には随時チェック。まだ飽き ていません。 晴れの日は、11時半〜12時が発電のピークで、3.8kwh程発電しています。1日ですと20kwh程の発電量です。季節的に冬至に近いので、今が最低でしょう。これから新記録が出るのが楽しみです。平均すると、ほぼシミュレーション通り (年間5,400kwh)の発電量になると思います。発電モニターの時間帯別のグラフを見ても、夜たくさん買って昼間は売る、とても綺麗な形をしています。曇りの日や雨の日も発電はしますが、終日厚い雲に覆われた日は、限りなくゼロに近く なってしまいます。 一方消費ですが、エコキュートが思いのほか大飯食らいです。普通に生活をしていて、1日15kwhを消費しています。真冬なので仕方がないのですが、電力量だけで比較すると、太陽光発電で発電した分をまるまるエコキュートで消費してしまっているようです。料金的には買電(深夜)と売電(昼間)のさやがあるので、発電量>消費量でなくても良いのですが、 ちょっと予想外でした。その他の消費は1日10kwh程で、IHがかなりのウエイトを占めているものと思われます。 オール電化にしての感想ですが、ガス代もなくなり、出費する光熱費は確かに少なくなっています。しかし、電力量で考えると、以前(電気+ガス)に比べて2倍以上 になっています。太陽光発電の発電量を差し引いたとしても、以前より多くの電力を消費しているのです。何か釈然としないものが残りますが、これからも節電に励みたいと思います(地球のためではなく、家計のために・・・)。 ※毎月の電気料金、水道料金は水道光熱費月報で公表しています。
※追加レポート:太陽光発電 -基本編- 太陽光発電 -実践編- 【太陽光発電】 2007年1月
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