雨水タンク改良 |
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また、冬の間の降雨間隔が思ったより長く、水道水の給水が頻発しています。一方1回の降雨量が20mm(タンク満水)を超えることが多く、降雨時には雨水をオーバーフローで捨ててしまっています。なので、少しでも貯水量を増やす工夫が必要になります。
ということで、 両方の問題を解決するために、オーバーフローへの配管をタンクの内部側にも追加しました。今までオーバーフローの水は上面から流れ出ていたのですが、図のようにタンクの底まで配管をし、オーバーフロー時にはタンクの底に溜まったゴミと共にタンク外へ排出されるようにしました。 また、タンクの上部がR形状をしているため、タンクの最上部には穴が開けられず、オーバーフロー管はタンク最上部から少し下の平面に穴を開けて接続されています。そのため、タンクのスペースがあるにも関らず、低い水位で水を捨てていました。少しでも有効貯水量を稼ぐため、タンク内で配管を一旦上に振り、オーバーフロー開始水位を上げました。 さらに工夫した点として、オーバーフロー管が30mmなのに対し、吸い上げの縦管を13mmと細くし、堆積物を吸い上げる力を増すようにしてあります。また、集中豪雨などで、13mmの縦管ではさばききれない流入があった時、タンクがあふれるちょい手前で上面から30mm管からオーバーフローするようにしてあります。 この工夫により、タンクの有効水位を5cm上げることができました。水量にすると50L程ですが、トイレ6回分は節約できることになります。堆積物の排出効果ですが、大雨が降った時でないと検証ができないため、その効果の程はまったくわかりません。また、ある程度堆積物が溜まって来て初めて威力を発揮するので、半年後、1年後でなければわかりません。うまく行けば、トイレへの堆積物流出を防ぎ、メンテナンスフリーのタンクになります。
今まで1回に20mm以上の雨が降ると、オーバーフローで水を捨ててしまい、なんだかもったいない気がしていたのですが、これからは堆積物の排出が行われるので、沢山降ったら降ったで嬉しくな るでしょう。 ※毎月の電気料金、水道料金は水道光熱費月報で公表しています。 【雨水タンク改良】 2007年3月
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