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〜エコ住宅・省エネ住宅〜

独立電源強化

目 次

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太陽光発電

 
 


 実用性はあまり期待できないものの、エコ住宅のモニュメントとして風力発電を導入しています。風力発電は、太陽光発電のように商用電源との連系ができないため、バッテリーによる独立電源になっています。非常用として、いつ来るかわからない災害のために充電し続けているのもばかばかしいので、リビングの電灯に接続し、常時利用しています。しかし、いくつか問題があったので、それらを解決すべく、手を加えました。 自作好きにはたまらないテーマです。

〓問題点〓

1.出力不足
 独立電源は、風力発電(定格400W)+太陽光発電(62W)のハイブリットになっているのですが、風力は安定せず、太陽光もパワー不足のため、1日250wh程度の発電量しか期待できません。そのため、独立電源でリビングの電灯(35w)を1日7時間程度しか点灯することができません。バッテリーの電圧が11.5Vまで下がると、自動で商用電源に切り替わり、13.5Vまで上がると独立電源に切り替わるのですが、一度11.5Vを下回ると、13.5Vまで上昇するまでには2〜3日かかってしまします。これでは非常用として役にたちません。

2.風力発電の騒音(運転時間)
 風力発電は風車が回るので、太陽光発電のように無音ではありません。風がそこそこ吹いている時は高音域の風切り音がします。日中は街の騒音もあるのでさほど気になりませんが、夜は静かな住宅街なのでご近所のことを考えると止めざるを得ません。なので、夜は止めるようにしているのですが、毎日スイッチを入り切りするのは面倒だし、入れ忘れも起こります。

〓太陽光パネル増設〓

騒音や取り付け場所の問題もあるので、風車を増設するわけにはいきません。なので、太陽光パネルを増設することにしました。ゼファーのアウルはオールインワンのキットものなので、基本的に増設等はできません。モニターやコントローラーが専用に作られているため、増設パネルはアウルのシステムを通さず、直接バッテリーにつなげる必要があります。そのため、充電コントローラーも別途用意する必要があります。

配線図

屋根は既に太陽光パネルで埋め尽くされているので、わずかなスペースに増設パネルを取り付けるしかありません。ちょうどアウルに付属のパネルと同じ大きさのスペースが搭屋の上にあるので、同じものを探しました。しかし、同じものは市販されていなかったので、同じSHELL製で、ちょうど良い大きさのUltra85-P(85W)をネットで注文しました。が、これも製造中止とのことで、結局代替品のSHARP NE-70A1T(70W)を購入しました。

太陽光パネル

商品が届いて気付いたのですが、メインの太陽光パネル(三洋HIT200)は黒、アウル付属のパネルも黒(単結晶)なのに、SHARP NE-70A1Tはグレー (多結晶)で、色が合いません。折角だから統一したいと思ったのですが、屋根の上で目に付くところではないので、とりあえず良しとしました。

充電コントローラーはSUNKEEPER SK-6とうのを購入し、他にホームセンターでパネルを固定するための金具とビス、秋葉原でコネクターを購入しました。設置と配線は至って簡単で、1時間程の作業で完成です。

 

独立電源入門セット 独立電源入門セット

●ソーラーパネル
●チャージコントローラー
●DC-ACインバータ
●バッテリー

〓効果〓

太陽光パネルの増設で独立電源の発電量が約2倍になったことで、商用電源に切り替わることがほとんどなくなりました。曇りの日が2〜3日続くと、さすがにバッテリーが切れてしまいますが、太陽が顔を出せば当日のうちに13.5Vまで電圧が上がってくれます。これで非常時でも役に立ちそうです。

〓運転時間の制御〓

風力発電の良いところは風さえ吹いていれば24時間発電できることです。ところが住宅地では、騒音の問題があるので24時間運転し続けるのは難しいでしょう。クレームこそ無いものの、昼間でも耳障りなことがあります。そのため、毎日手動でリモコンモニターのスイッチの入り切りをしていました。スイッチの入り切りくらいたいした手間ではないのですが、入れ忘れを防止するためにもタイマー仕掛けにしたくなりました。

風車の運転はリモコンモニターのスイッチで制御できるようになっており、分解してみると仕組みは単純でした。2本のコードをショートすると風車が止まり、絶縁すると風車が動きます。要はスイッチONで運転休止、スイッチOFFで運転になります。このコードを本体から取り出し、タイマーのスイッチに接続すれば、タイマーによる運転時間制御が可能になります。早速適当なタイマーを探したのですが、なかなか適当なものが見つかりません。タイマー付きのスイッチは沢山あるのですが、ONになるとスイッチ側にもAC100Vが供給されるタイプばかりで、単純に接点がショートされるタイプのものが見つかりませんでした。工業用の電子部品としてのデジタルタイマー(オムロン製など)はあるのですが、リビングの壁に取り付けるにしては武骨過ぎます。それでも仕方ないかとあきらめかけていたのですが、通りすがりの秋葉原のお店でちょうど良いもの(ナショナル製)を発見し、すかさず購入しました。壁にもビスで簡単に取り付けられ、機能的にも十分で、デザイン的にも問題ありません。

タイマー

早速リモコンモニターからコードを出し、タイマーの接点に接続しました。また、リモコンモニターに供給している電源(AC100V)を分岐してタイマーに接続。取り付け作業はあっという間に終わりました。タイマーは月〜金で朝8時から夕方6時までの運転にセットし、夜間と土日は運転を休止させています。今のところ問題なく動作しているのですが、祝祭日は手動で止めなければなりません。しかし、「休日は運転してはならない」と誰かに言われているわけではないので、祝祭日はそのまま運転しています。

※毎月の電気料金、水道料金は水道光熱費月報で公表しています。

【独立電源強化】 2007年4月



 

 

 



 

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