冷蔵庫 |
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〓電力消費ウエイト〓まず、消費電力の中で一番大きいのは、なんといっても給湯(エコキュート)です。5月の平均的な使用湯量は約450L/43℃換算で、一晩に約9Kwhを消費しています。真冬には15Kwh程度の消費でしたので、ずいぶん減ってはきているものの、依然トップです(どうも節電モードがうまく効いていないようなので、調査して後日レポートします)。次いで消費電力が大きいのが冷蔵庫です。数日間ワットチェッカーで確認したところ、 時間平均約130wの消費で、1日にすると約3Kwhを消費しています。
5月の
1日の全体の消費電力は約15Kwhなので、エコキュートの9Kwhと冷蔵庫の約3Kwhを引くと、残りは3Kwhとなります。残りの内訳は、調理機器(IH、電子レンジ等)
・その他(換気扇、照明器具、テレビ、通信機器等)となるのですが、その大半は調理機器で、換気扇、電灯、テレビ、その他はわずかと思われます。これを円グラフにすると、60%が給湯(エコキュート)で、
残りを冷蔵庫と調理機器・その他で二分しています。
なので、我が家の消費電力の内訳から給湯を削除してみると、消費電力の半分が冷蔵庫ということになってしまします。一般家庭平均では、冷蔵庫と照明器具が同じ位のウエイトを占めていますが、我が家では全て蛍光灯で、センサースイッチを取り入れ、徹底的に省エネを図っているので、照明器具の消費電力は微々たるものです。また、エアコンはほとんど使わないのですが、まったく使わないわけではないので、年間を通して考えた場合、多少考慮する必要があります。この冬の実績で考えると、1〜2月は1日2時間程度の運転で、3月以降は運転していません。また、夏のクーラーは未知数なのですが、冷暖房合わせて1日2時間を5ヶ月と考え、年間の1日平均にして1.2Kwh程度を加えてみます。
やはり我が家では一般家庭平均に比べ、冷蔵庫のウエイトが突出していることがわかります。 家の中の電気消費量(給湯を除く)の4割以上が冷蔵庫というのは正直驚きです。節電のために、「もし冷蔵庫がなければ・・・」なんてことを考えてしまいますが、そうもいきません。また、庫内を整理したり、開け閉めに気を遣ったりすれば、多少の節電はできるのでしょうが、 冷蔵庫はかみさんの聖域なので手を出すことができません。それにこれ以上かみさんに節電を要求するのは困難な状況です。 今使用している冷蔵庫を購入したのは1998年で、既に9年前の製品です。当時はまだ省エネが進んでおらず、現在の製品とはかなり効率が違うようです。なので手っ取り早く節電するためには、省エネの進んだ今時の冷蔵庫に買い替え ことが有効と思われます。
〓買い替え効果〓では、今時の冷蔵庫に買い換えたとして、どれだけ節電できるのでしょう。ここでちょっと問題があります。度重なる試験方法の改正がり、昔のカタログ上の数値と現在のカタログ上の数値では単純比較ができません。現在では、より実際の消費電力に近づいているということなので、現在使用中の冷蔵庫は実消費量からの推計で、新品の冷蔵庫はカタログの数値で比較してみます。現在使用中の冷蔵庫は、1998年製造のSHARP製SJ-E410JB(410L)で、年間推計消費電力は、0.13kw×24時間×365日=1,138Kwhになります。これに対し、最新の同じシャープ製のSJ-HL40M-H(400L)だと、カタログ上の年間消費電力は530Kwhです。実に半分以下になっています。現在使用中の冷蔵庫との差は年間で608Kwh、月間で約50Kwh、1日で 約1.7Kwhとなります。冷蔵庫を買い換えたとして我が家の消費電力の内訳を再びグラフにしてみると、冷蔵庫のウエイトが23.6%まで下がりました。 予想される節電効果は月1,000円程度となります。 〓投資効率〓冷蔵庫の購入費用が100,000円とすると、浮いた電気代で8〜9年もすれば冷蔵庫購入費用を回収することができます。これは太陽光発電の投資回収期間 の約半分です。さらに、オール電化(エコキュート&IH)への投資より早く回収できてしまいます。電気料金節約のために太陽光発電やオール電化を考える人が多くいますが (私もそうでした)、まずは冷蔵庫を見直してはいかがでしょうか? 投資効率比較
以上のことから水道光熱費ゼロを実現するためにも冷蔵庫の買い替えは必須のようです。しかし、おいそれと出せる金額でもないし、まだ使えるのに新品を買うのは気が引けます。残念ながら少し様子見になりそうです。どこかのメーカーさんでモニターとして最新鋭の省電力冷蔵庫を貸し出してもらえないでしょうか?水道光熱費ゼロ生活を支援してください。 【冷蔵庫】2007年5月
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