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太陽光発電


 購入した土地に家を建てることに決めた。家の建設資金は現在のマンションを売却して捻出する。そうすれば土地のローンと合わせて住宅ローン減税も適用されるし、金利も優遇される。子供たちの学費がかさむようになる頃までにはローンを軽くしたかったので、10年固定金利、10年返済で、月々の支払いを多くする計画を建てた。が、銀行は通らなかった。35年でなければダメだという。月々の返済に無理があるから35年にしてくれと言われた。贅沢とはまったく無縁の我が家の人々。私もかみさんもまったく物欲がなく、私は社会人になってこのかた自分で洋服を買ったことがない。よれよれのスーツにボロボロのネクタイでもまったく気にならない。♪ボロは着てても心は錦〜それがどうした文句があるか〜♪がモットーである。ランニングコスト(生活費)は驚くほど低い。かなり余裕の資金(生活費)計画だったのだが・・・。長く貸してくれるというのだからそれはいいが、35年先は72歳。そのほうが現実味がないと思う。仕方ないので、返したくても返せない部分は預金することにした。2、3年経って金利が上昇し、逆ザヤにでもなったら嬉しいし、それに借金がしたいっていうのがそもそもの動機なので、35年ローンで借りることにした。

 いよいよその気になった3月中旬、まずはパソコンのソフトを購入した。間取が簡単に作れ、立面図まで起こせる優れものである。この時点で、建設業界とまったく無縁の私は、家を建てるための知識をまったく持っていなかった。唯一の武器はパソコンのみ。しかし、このパソコンがインターネットを通じて様々な情報を提供してくれた。もし、インターネットがなかったら、このような形で家を建てることはできなかったであろう。

立面図

 この土地にどんな家が建てられるのか?後から思うと恐ろしい。なぜなら、用途地域、建ぺい率、容積率、斜線規制・・・その他様々な規制の中身を知らずに土地を買ってしまったからである。重要事項説明書には、様々なことが書いてあるが、その半分も理解していなかった。立地条件にばかり目が行き、土地の規制を気にしていなかったのである。幸いにも1点を除き、特別不利な規制はなかった。その1点は後で書くことにする。

重要事項説明書 

 わからないことはネットで調べ、疑問に思うこともネットで調べて、少しずつ知識を増やし、間取を作成していった。一番やっかいだったのは、かみさんの要望。洗濯物を2階に干しにいくのはイヤだ。6人全員の布団を干せるバルコニーが欲しい。リビングに階段を。庭には縁台を・・・。そもそも縁台を置ける庭のスペースなんてないし、ましてや洗濯物を干せるスペースなんてあるわけがない。どうも「サザエさん」の家を理想にしているようだが、時代が違いすぎる。そうは言いつつも与えられた課題を工夫して間取に反映させていく作業は楽しい。いつしか間取作りに熱中するようになってしまい、気がついたら朝だったことが何日もあった。

IH・エコキュート

 かみさんの無茶な要望はさておき、私にもやりたいことが出てきた。今時都内にしては珍しく、買った土地には都市ガスが来ていなかった。隣の家には来ているのだが、前面道路には工業用の高圧管とやらが埋まっているらしく、家庭用のガス管は裏路地を通っている。そこから10m程引き込まなければならない。工事費は30万円前後とのことであったが、この際オール電化にしてしまおうと考えた。でも、電気は高いと昔からお袋に教えられ、電気加熱器や電気給湯器なんかを使ったらとんでもないことになるだろうと思っていた。しかし、IHにエコキュートと今は省エネの機器が揃っている。早速各メーカーのカタログをしらみつぶしに読み、その機能と性能を確認する。「使えそうだ!」オール電化決定。その延長で、より電気代を安くする方法を模索した。そして行き当たったのが太陽光発電である。これも各メーカーのカタログをしらみつぶしに読み、ネット上で設置している人の体験記やら何やらを読みあさった。太陽光発電のための投資は約15年で回収できるが、私にとって重要なのは、投資効果ではなく、電気代をゼロにすることになっていた。ついでに風力発電も検討した。しかし、まだ一般家庭では実用の域には達しておらず、オブジェ的な意味合いが大きい。でも安いやつを乗せることにした。これでリビングの電灯をまかなえる。電気代ゼロを目指して。

太陽光発電

 電気代ゼロを目指すのだから、水道代もと思ってしまうところが欲張りである。水道代自体をゼロにすることはできないが、極力節水して、太陽光発電で売電したお金でまかなえれば、水道光熱費ゼロになる。「光熱費ゼロ住宅、○○ハイム」なんていうのがあるが、我が家は「水道光熱費ゼロ住宅」を目指す。ということで雨水タンクを設置することにした。雨水は、植木の水や車の洗車などで利用されているが、植木の趣味もないし、それ以前に庭がない。また車も年に1回位しか洗わない。そこで、最も無駄に水を使っているトイレに利用することにした。飲める水をトイレで流すのはもったいない。また昔話になってしまうが、中学生の時、ベランダで水槽に魚を飼っていた。水換えが面倒くさく、何か良い方法はないかと考え、家の樋に穴をあけた。そこからホースを水槽につなぎ、雨が降ると水が流れてきて水が自動で入れ替わる仕組みを作った。自分では力作と思ったのだが、樋に穴を開けたことがいけなかったらしく、おやじに怒られた。雨水利用の試みは既に20年以上前に行っていたのだ。

タンク

 雨水の他、風呂水は洗濯で再利用することにした。これは今も行っていることである。梅雨の最中、今までがんばっていた洗濯機がついに壊れた。以前から調子がわるく、せめて新居ができるまではと思っていたのだが、力尽きてしまった。供に引越しができず、無念である。仕方がなく、コジマ電機で今時の洗濯機を購入した。しかしこれが問題であった。今時の洗濯機は節水型だとかいって水をあまり使わない。今まで前日の風呂の残り湯を翌日の洗濯でほぼ使い切っていた。しかし、新しい洗濯機では半分も使わない。これでは残り湯がもったいない。そこで、洗濯でも使い切れなかった残り湯も雨水タンクに汲み上げ、トイレで使うことを考えた。計算によれば、雨水タンクは約1tで、20mmの雨で満水になる。東京の月間降雨量は100mm前後で、効率的に降ったとしても5回分にしかならない。一方トイレの使用量は家族6人×1日4回×8Lとして1日約200L。5日しかもたない。5日おきに20mmの雨が降ったとしても少し足らないのである。自然が相手なので、安定した降雨は望めない。毎日の残り湯100L前後が加われば、タンクが枯れる確率は低くなる。

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