6月初旬、地盤調査を行った。一般的なスウェーデン式サウンディング試験である。結果はすぐに出たが、地盤改良をするかどうかは微妙な数値であった。そのまま建てるか地盤改良するか即決できず、2〜3日考えた(調べた)。ちょうど道の向かい側で基礎を打ったばかりの家があり、工事の人に地盤改良をしたかどうかを聞いてみた。するとしていないという。周囲の住宅で、塀が傾いたり、電柱が傾いたりしている様子は顕著には見受けられない。が、決して固い地盤ではない。古地図や歴史文献から見ても、かなり古い時代から人が住んでおり、河川氾濫原の中の自然堤防上という家を建てるには微妙な地質上にある。結局悩んだ末、何らかの地盤改良を行うことにした。

地盤調査入門
第1章 見過ごされてきたリスク
第2章 リスクの回避手段
第3章 地盤に起因するトラブル
第4章 いろいろな地盤調査方法
第5章 地盤保証制度
第6章 注意したい地形
第7章 軟弱地盤の改良工法
第8章 資料調査による地形判定 |
理由は、普通の家よりも重くなることである。1tの雨水タンクが乗ったり、太陽光発電が乗ったり、それより何より6人(家族)が乗っかることになるからだ。深度解析の結果、地表から3m位までは比較的硬いのだが、4m〜5mのところに軟弱な地盤があった。そのため、硬さが安定する6mのところまで杭を打つことにした。柱状改良か鋼管杭を選択することになるが、これも悩んだ。素人考えであるが、鋼管杭は柱状改良より支持面が小さい。なので、鋼管杭は打っても下に抜けてしまいそうで不安であった。また。柱状改良の場合、将来家を立て直すとき、杭の撤去が困難に思えた。と、様々なことを考えたのだが、結局コストが安かった鋼管杭を打つことにした。
【敷地の地盤調査】
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