引っ越し |
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まずは、大物から解体して運び出してもらい、その間に残りのものを箱詰めしていく。一番の大物は下が机で上がベットになっている子供机セットで、これが2台ある。続いて箪笥2棹、リビングボード、ダイニングセットである。引っ越し屋が子供机セットの解体に苦戦している間、ご近所さんが続々と応援に駆けつけてきてくれ、箱詰めの作業ははかどった。大物を車に積み込み、1便が出たのが10時過ぎ、空いたスペースを掃除しながらさらに箱詰めが進んでいく。積み出しはかみさんに任せ、私は新居に向かった。車より歩いていったほうが早く着く距離なので、引っ越し屋よりも私のほうが先に新居に着いた。 引っ越し屋が新居に到着し、開口一番「ここですか?」それもそのはず、まだ足場が外れておらず、1Fはクロスも貼っていない。とりあえず、1階の大物(リビングボードとダイニングセット)を除いて全て2階に上げてくれと頼んだ。搬入はスムースに行われたが、子供机セットの組み立てにまた苦戦している。手際の悪さに見ていられず、私も手伝った。それでも組み立て終わったのは12時を過ぎてからである。後は小物だから、1日仕事と思えば余裕かなと思っていた。
大物が終了し、すぐにマンションに引き返した。部屋の中では、さらにご近所さんが増員されており、大掃除が始まっていた。引っ越し屋も戻ってきて、次は小物家具とダンボールを運び出す。次々と物が運び出され、改めて荷物の多さを実感した。はじめはそんな悠長なことを思っていたが、なかなか部屋のダンボールが減らない。運び出しても運び出しても切がないのだ。ついに3時過ぎ、トラックがいっぱいになってしまった。2t車なので、そこそこ積めるはずなのに・・・。 2便と共に再び新居に向かい、搬入場所を指示する。2Fの子供部屋と、小屋裏を荷物置き場として確保してあり、当座必要のないものは小屋裏で、それ以外は子供部屋と考えていた。最初はダンボールに書いて置いた行き先に従って振り分けていたが、子供部屋が一杯になってしまい、残りは全て小屋裏へ入れてもらった。小屋裏は天井が低いため、ダンボールを重ねて持っていくことができず、1個ずつ入れるしかない。しかも荷物を持った人と階段ではすれ違うことができないので、効率が悪い。既に日が暮れ始めていたが、一向にはかどらない。今日中に終わるのか不安になった。 5時過ぎになって、新居の前にもう一台パンダさんのトラックが来た。そして、2人程搬入作業に加わった。恐らく他の現場が終わり、応援に来てくれたのだろう。それから1時間程で2便の搬入が終わり、再びマンションに戻った。積み残しはそんなに多くないだろうと思っていたが、後から後から荷物が出てくる。もういじめとしか思えない。私はこの時点でギブアップだったが、引っ越し屋さんは嫌な顔をせず、黙々と運び出してくれた。 結局全てが終わったのは、夜の8時を過ぎてからであった。車での移動時間は無いに等しいので、引っ越し屋さんは12時間以上積み込みと搬入作業を続けたことになる。多分年末になって一番大変な仕事になってしまっただろう。当初は出すつもりがなかった寸志も、出さずにはいられなくなった。引っ越し屋さんが引き上げた後、忘れ物がないか確認し、マンションの買主さんい電話を入れた。数分後、買主さんが現れ、鍵を渡してなんとか引渡が終了した。 【引っ越し】
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