土地購入 |
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一方、この前置きとは別に我が家の住宅事情は逼迫しており、住み替えを考えていた。家族構成は、本人(37才)、妻(37才)、長女(9才)、長男(7才)、次男(4才)、次女(1才)の計6人。3LDK(68u)の分譲マンションに住んでいる。家の中は荷物で溢れ、寝るスペースもなくなって来た。次女が産まれてからは、私はリビングで寝ている。そのため、数年前からもう少し広いマンションに引っ越したいと考えていた。しかし、今住んでいる地域の人たちがとても親切な人たちで、子供を通じてコミュニティーも出来上がっているので、郊外に広くて安いマンションがあっても二の足を踏んでいた。 投資目的ではあったが、一応土地探しは、将来家を建てるかもしれないということを前提に近所に絞り込んだ。普通なら不動産屋に行ったり、不動産情報誌などで探すのであろうが、知り合いの不動産屋にREINS(業者間の情報サイト)のIDを貸してもらい、情報をウォッチしていた。その中に近所で良い物件が出ていたので、早速知り合いの不動産屋に頼み、売主に直接交渉を依頼した。しかし、既に買い手(業者)が付いており、ひっくり返せないとのことだった。仕方なくその物件はあきらめた。数日後、子供を連れて実家に遊びに行く途中、近所の電柱に建売の広告が貼ってあるのを見た。参考までに話しを聞いてみようと思い、その不動産屋に電話をした。実家までの途中駅にその不動産屋があったので、途中下車して寄っていくことにした。その建売の物件にはあまり興味がなかったが、近所で土地を探していることを話し、先日買いそびれた土地のことも話した。そしたら、その土地の買主を付けたのはその不動産屋だったことがわかった。 数日後その不動産屋から電話が入った。「以前お話しされていた土地にまだご興味はありますか?」理由を訊ねると、売主と買主がもめていて、破談になるかもしれないとのこと。なにやら実測精算(登記簿上の面積と実際に測量をした面積が異なる場合、差分を坪単価で清算すること)をするしないでもめているという。登記簿上の面積と実測が1坪ほど違っているらしく、買主は実測清算しないと買わないと言っているらしい。一方売主は交渉価格をビタ一文もまけないと言っている。契約日が迫っており、不動産屋も焦っていた。
結局、売買は白紙撤回となり、チャンスが回ってきた。人の弱みに付け込むのは気が引けたが、ある意味助け舟にもなるので、売買予定だった額より安く条件を出した。売主はまけたくないから白紙にしたのだから、条件を飲まなかった。そこで不動産屋に、破談になってしまった契約予定日に契約するから、条件金額に満たない部分は手数料で調整してくれと頼んだ。不動産屋にも面子があるので、手数料を引いてくれた。こうして2006年2月吉日、お目当ての土地が少し安く手に入ったのである。
【土地購入】
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